美容徒然草15│夏前のダイエットが、もたらすもの。
毎年この時期になると、
「夏に向けて、もっと体を絞りたい!」
という声を世間でよく聞きます。
食事を減らす。
炭水化物を抜く。
ジムに通う。
走る。
そして目標体重を達成。
すごいことです。
でも、問題はそのあとです。
極端は、巡らない
激しいカロリー制限。
数ヶ月だけの筋トレ。
1~2ヶ月の短期集中で、目標を達成した途端に、気にしない食事。
運動も継続しなくなる。
また戻る。
また焦る。
また絞る。
この繰り返しは、体にとっては「揺れ」です。
しかも、大きな揺れ。
慢性的な素食も、巡りを止めることがある
「私はずっとヘルシーです」
そう言う方もいます。
でもよく聞くと、慢性的に栄養不足。
脂質が極端に少ない。
たんぱく質も不足。
常に低エネルギー。
そこに時々、高カロリーの外食。
体は混乱します。
巡りは、安定を好むのです。
数ヶ月ではなく、何十年単位
巡りは、今月の話にできる訳ではありません。
今年の話でもない。
過去何十年で作ってきた「流れ」です。
子どもの頃の食習慣。
思春期のダイエット。
社会人になってからの生活リズム。
体は履歴を覚えています。
だから、数ヶ月の頑張りで全部を変えようとすると、どこかに無理が出る。
そして、揺れの大きい体は、巡りにくい
体重の急激な増減。
運動量の極端な変化。
摂取カロリーの大きな波。
それは体にとって、ブレーキとアクセルを同時に踏むようなもの。
巡りは、当然乱れます。
むくみやすくなり、冷えやすくなり、疲れやすくなります。
整えるということ
巡りは、急がせると止まります。
体が整ってくると、大幅に悪化はしませんし、安定していきます。
実際、施術を受けている方達からは、「旅行で数日間食べ歩いたのに、数日もすればすぐ元の状態に戻った」という声をお聞きします。
これは、足し算でもなく、短期集中でもなく、「揺れ幅を小さくする」という発想と言えるでしょう。
最後に
夏前に焦らなくてもいいんです。
体は、イベントのためにあるのではありません。
巡りは、積み重ね。
何十年で作ってきた流れは、じっくりと整える方が、安定して変わりますよ。
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体の巡りという視点から、美しさについて書き留めている連載です。
はじめての方は、序章からどうぞ。
その1|焦ると、逆に変わりづらい。
その2|巡りを整えると、個性は消えるのか。
その3|巡るのに、締まらない理由。
その4|変えたい場所だけ、触れていませんか。
その5|潤いは、足すのでなく育てるもの。
その6|テカリと艶は、どう違う?
その7|老化は、劣化ではない。
その8|足し算の美容を、やめる。
その9|肌余りとは、何ですか?
その10|顔のパーツは、連動する。
その11|頭の大きさは、変わらない?
その12|巡れば、オーラが目を覚ます。
その13|削ぎ落した先に、何が残るのか?
その14|巡りは、どこから止まるのか。
その15|夏前のダイエットが、もたらすもの。
その16|体重神話を捨てる。

