美容徒然草7│老化は、劣化ではない。
それ、本当に老化ですか?
「顔の老化だと思っていたものが、意外と老化ではないことに気づきました。」
UBクリームを1年以上ご愛用のトレーナーのお客様が、そう言われました。
くすみ
フェイスラインのぼやけ
目の下の重さ
口元の下がり
それらを、私たちは「老化」と呼びます。
また、そう思い込んでいます。
けれど実際は、
・首や鎖骨が固くなっている
・呼吸が浅く、胸が動いていない
・睡眠不足で血流が落ちている
・噛みしめで顔の筋肉が緊張している
そういった「滞り」で起きていることがとても多いのです。
むくみが取れるだけで、フェイスラインが戻る。
呼吸が深くなるだけで、頬の位置が変わる。
入浴で巡りが上がるだけで、顔色が明るくなる。
それは老化が止まったのではなく、滞りがほどけただけ。
老化≠劣化
老化とは、世の中でよく言われているような劣化とは違います。
本当の老化は、熟成のようなものです。
目元の深み
言葉の重み
姿勢の静けさ
存在感
それは劣化ではなく、重なっていく質。
滞りと老化を混同すると、必要以上に怖くなるでしょう。
そして、それを煽る流れがあるのは悲しいことです。
ですが、巡りを整えると、年齢は“数字”ではなく“存在感”になります。
足す=若く見える、ではない。
うちに通ってくださっている50代後半のお客様が、こんな話をしてくださいました。
仲良くなった方に聞かれたそうです。
「私は美容医療で、あれとこれとそれをしてる。あなたは何をしているの?」
その方は、少し考えて、
「昔にボトックスはしたことがあるけど、今は何もしてないよ。」
と答えたそうです。
すると、
「えー?本当に?」
と、信じてもらえなかったとか。
若く見える=何かしているはず。
そんな前提が、どこかにあるのかもしれません。
でも、年齢不詳の顔は必ずしも「足し算」でできるわけではありません。
巡りが整うだけで、むくみが抜け、血色が戻り、表情の力みがほどけて、乙女の顔立ちの様なあどけなさや無垢さが戻ってきます。
それだけで、印象は大きく変わります。
美容医療が悪いわけではありません。
けれど、それだけが道でもない。
滞りをほどくという選択肢も、ちゃんとあります。
年齢を消すのではなく、濁りを取る。
足すのではなく、整える。
それでも、「何をしているの?」と聞かれる顔は、ちゃんとできるのです。
老化は、劣化ではない。
そして、整うとは、加えることではないかもしれません。
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体の巡りという視点から、美しさについて書き留めている連載です。
はじめての方は、序章からどうぞ。
その1|焦ると、逆に変わりづらい。
その2|巡りを整えると、個性は消えるのか。
その3|巡るのに、締まらない理由。
その4|変えたい場所だけ、触れていませんか。
その5|潤いは、足すのでなく育てるもの。
その6|テカリと艶は、どう違う?
その7|老化は、劣化ではない。
その8|足し算の美容を、やめる。
その9|肌余りとは、何ですか?
その10|顔のパーツは、連動する。
その11|頭の大きさは、変わらない?
その12|なぜか目が離せない人の、共通点。
その13|削ぎ落した先に、何が残るのか?
その14|巡りは、どこから止まるのか。
その15|夏前のダイエットが、もたらすもの。
その16|体重神話を捨てる。

