50代はピーリングしたほうが良い?

「50代はターンオーバーが50日だから、ピーリングした方が良い」と聞きました。

LINEメンバー様から、こんなご質問をいただきました。

「お肌の角質があると化粧品の成分も入りにくい。
50代はターンオーバーに約50日かかるから、ピーリングをした方が良いと聞きました。」

一見すると、なるほどと思うお話です。

でも私は、この説明には少し違和感がありました。

大切なのは、ターンオーバーを早めることではなく、本来のペースへ整えること。

そして、

「ターンオーバーが遅い=ピーリングした方が良い」

と結論づけるには、少し話が飛び過ぎているように感じたのです。

角質は悪者ではありません。

「ターンオーバーが遅い=剥けば良い」

と考える前に、その角質が今のお肌を守っているのか、それとも厚くなり過ぎているのか。

そこを見ることが大切だと思っています。

〈少し補足すると…〉
・ターンオーバーは年齢だけで決まるものではなく、お肌の状態によって個人差があります。
・一般的な化粧品が届くのは角層まで。角層はとても薄い一方で、水分を守り、外からの刺激を防ぐ大切なバリアでもあります。
・乾燥や摩擦などで、すでにバリア機能が乱れている方も少なくありません。
だからこそ、「剥く」ことが必要なのか、「守る」ことが必要なのかは、お一人おひとり違います。

以前、私が多く拝見していた50代のお客様は、

角質が厚すぎるというより、

乾燥やバリア機能の乱れ、ハリ不足を感じる方の方が多い印象です(もちろん、これは私の知っているお客様に限定した話です)。

私はピーリングが悪いとは思っていません。

ただ、「年齢的にターンオーバーが遅いからピーリング」ではなく、 今のお肌は、剥く方が良い状態なのか、守る方が良い状態なのか。

そこを見極めることの方が大切だと思っています。

UBクリームの登場で変わったこと

先ほど、50代のご新規の方は、肌の状態については乾燥やバリア機能の乱れ、ハリ不足を感じる方の方が多いと書きましたが、

実は、UBクリームを開発してからしばらくして、私自身も考え方が変わったことがあります。

以前は、

長く通ってくださっているリピーター様なら、

ホームケアはそこまで重要ではないかもしれない、

とどこかで思っていました。

でも、

UBクリームを使ってから初めてご来店される方が増え、私は考えを改めました。

正直に言うと、高価な保湿化粧品を丁寧に使われている長年のリピーター様よりも、

ホームケアを続けてこられた新規のお客様の方が、肌にハリを感じることが増えたのです。

スタッフのYumiも、

「最近はご新規の方も皆様、肌の調子が良いので、やることがあまりありません(笑)」

と言うことがあります。

もちろん、施術をしなくて良いという意味ではありません。

肌荒れを心配しながら慎重に施術を進める時間が減り、

その分、巡りを整えたり、流れを促したり、

施術でしかできないことに集中できるようになった、という意味です。

普通のエステだと、来店してから肌を整える、育てるが一般的です。

ですが、マンダムールでは、来店前のホームケアで土台を整えてきていただいてから施術するようにしています。

普通は、むくみを取る、肌を柔らかくする、巡りを動かす、などから始まる。

でもUBを数か月使っている方は、その部分がすでに動き始めている。

だから、施術でしかできないことに時間を使えます。

私は、お客様の巡りを火種に例えることがあります。

ホームケアは小さな炭。

施術は大きな炭。

毎日のホームケアで火種が安定しているほど、

施術という大きな炭を加えた時に、炎はさらに大きく育ちます。

だから施術では、一から火を起こす必要がなくなるのです。

私は最近、

「準備ができている人ほど、施術で変わりやすくなる」

と感じています。

ホームケアは、

施術の代わりではありません。

施術の可能性を広げるための準備です。

準備ができている人ほど、

施術で変わりやすくなる。

私は、これからのエステティックは、

ホームケアと施術が支え合いながら、

一人ひとりの可能性を引き出していく時代になるのではないかと思っています。