美容徒然草14│巡りは、どこから止まるのか。
同じ年代。
同じような骨格。
同じような生活習慣。
同じ施術。
同じクリーム。
それでも、変化の早い人と、ゆっくりな人がいます。
技術の差ではない。
使用量の差でもない。
何が違うのだろう、ずっと考えてきました。
見えてきたこと
変化の早い人には、共通点があります。
仕事を楽しんでいる。
人との関わりを面白がっている。
完璧でなくても、自分の選択を受け入れている。
笑う回数が多い。
多少の変動があっても、すぐに平静に戻りやすい。
逆に、
常に不安。
常に我慢。
常に誰かと比較。
常に「足りない」。
そういう状態が長い人は、体が常に硬くなりやすい傾向です。
呼吸が浅いと、巡りが滞りやすくなります。
巡りは、肌だけではない
血流やリンパの話だけではありません。
思考も巡ります。
感情も巡ります。
人間関係も巡ります。
楽しんでいる人は、エネルギーが滞らない。
だから整うのも早い。
逆に、緊張が常に強いと、筋肉は硬くなり、血流は落ち、顔は広がって輪郭がぼやけやすくなります。
巡りは、全体です。
美容の技術を超えるもの
私は施術者ですが、正直に言うと、技術よりも強いものがあります。
その人の「生き方」。
もちろん、整えることで意識が変わる人もいます。
体が軽くなると、選択が軽くなる。
顔が整うと、自己否定が減る。
巡りは相互に影響します。
でも、日々を楽しめている人は、やはり変化が早い。
だからこそ美容だけで完結しない。
巡りを整えるとは、人生を整えること。
足すよりも、我慢を減らす。
比較を減らす。
無理を減らす。
すると不思議と、顔も変わっていくのです。
最後に
巡りは、どこから止まるのか。
多くの場合、体ではなく、思考からのことがあります。
巡りは、無理や我慢の上には育ちにくいものです。
だからこそ、整えるとは、肌を触ることでもあり、生き方を見直すことでもあるのです。
無理な笑顔より、深い呼吸をひとつ。
それだけでも、顔は少し戻ってくれます。
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体の巡りという視点から、美しさについて書き留めている連載です。
はじめての方は、序章からどうぞ。
その1|焦ると、逆に変わりづらい。
その2|巡りを整えると、個性は消えるのか。
その3|巡るのに、締まらない理由。
その4|変えたい場所だけ、触れていませんか。
その5|潤いは、足すのでなく育てるもの。
その6|テカリと艶は、どう違う?
その7|老化は、劣化ではない。
その8|足し算の美容を、やめる。
その9|肌余りとは、何ですか?
その10|顔のパーツは、連動する。
その11|頭の大きさは、変わらない?
その12|巡れば、オーラが目を覚ます。
その13|削ぎ落した先に、何が残るのか?
その14|巡りは、どこから止まるのか。
その15|夏前のダイエットが、もたらすもの。
その16|体重神話を捨てる。

