SLEEK開発秘話12│最後まで名前が決まらなかった理由
名前は、最後に付けました。
商品を作る時、私は最初から名前を決めることはほとんどありません。
まず使います。
何度も試します。
そして、「この子は、どんな子なんだろう?」と考えます。
名前は、商品の性格が分かってから考え始めます。
UBクリームもそうでした。
実はUBは、「自惚れ(うぬぼれ)」の略です(爆)
試作品を毎日塗っていたところ、
「なんか自惚れちゃうくらい綺麗になるな」と。
それなら「自惚れクリーム」でいいじゃないか!
……とは思ったものの、
さすがにそのままでは少し恥ずかしい(笑)
だから略して、
UBクリームになりました。
SLEEKも同じです。
先に名前があったわけではありません。
試作品を何度も使い、鏡を見ながら、
「この仕上がりを一言で表すと何だろう。」と考えました。
つるんとしている。
輪郭はすっと整う。
肌には自然な艶がある。
そんな言葉を探していた時に出会ったのが、SLEEKでした。
洗練され、
無駄がなく、
しなやかで、
艶のある印象。
私が感じていた仕上がりに、一番近い言葉でした。
そして語感も好きでした。
「スリーク」
余分がなく、軽やかで、覚えやすい。
その響きそのものが、この商品の印象にぴったりだと思ったのです。
だから、この名前に決めました。
そして、もう一つ。
SLEEKには、あえてUBを付けませんでした。
理由があります。
UBは、私にとって土台です。
毎日のホームケアとして、身体を支え、巡りを育てるもの。
だからUBクリームは、ブランドの土台を担っています。
一方、SLEEKは少し違います。
SLEEKは、ボタニカルマスクの中の一つのブレンド名です。
私は、この植物のブレンドが永遠に続くとは思っていません。
植物は自然のもの。
原料の供給状況によっては、
この組み合わせは最初で最後になるかもしれません。
またいつか、別の植物との出会いから、新しいボタニカルマスクが生まれるかもしれない。
だから私は、「ボタニカルマスク」という世界を残しておきたかったのです。
そして、もう一つ理由があります。
私はSLEEKを、アクセサリーのような存在だと思っています。
UBクリームは土台。
毎日身体を支えてくれる存在です。
でもSLEEKは、全員に必須とは考えていません。
今日は少し整えたい。
大切な予定がある。
鏡の前で自分をもっと好きになりたい。
そんな日に手に取っていただけたら、それで十分です。
洋服があって、アクセサリーがあるように。
アクセサリーは毎日全部着けるものではありません。
でも、身に着けた日は少し嬉しくなる。
私はSLEEKを、そんな存在にしたいと思っています。
だから、SLEEKはUBを冠しませんでした。
UBとは役割が違うからです。
土台ではなく、必要な時に寄り添うボタニカルマスク。
そして、植物との新しい出会いがあれば、また別のボタニカルマスクが生まれるかもしれない。
その第一作が、SLEEKです。
私は商品に名前を付けているというより、
その子らしい名前を探している感覚です。
だからUBクリームも、
SLEEKも、
最初から名前が決まっていたわけではありません。
何度も向き合い、
何度も使い、
「この子は、こういう子なんだ。」
そう分かった時に、自然と名前が決まりました。
だから私は今でも、SLEEKにはSLEEKという名前が、一番似合っている。
そう思っています。
SLEEK開発秘話を読む
Botanical Mask SLEEKが誕生するまでの開発裏話です。
はじめての方は、01からどうぞ。
SLEEK開発秘話02|SLEEKが変えるのか?
SLEEK開発秘話03|目覚めた後のオーロラ
SLEEK開発秘話04|少し面倒を残した理由
SLEEK開発秘話05|必要以上に強くしすぎなかった理由
SLEEK開発秘話06|試作品を選ばなかった理由
SLEEK開発秘話07|エステティシャンだから見えたこと
SLEEK開発秘話08|オイルジェルの缶切り
SLEEK開発秘話09|ベースジェルについて
SLEEK開発秘話10|実験用スプーンを選んだ理由
SLEEK開発秘話11|巡りヴェールの「形」の理由
SLEEK開発秘話12|最後まで名前が決まらなかった理由
SLEEKの使い方や製品情報だけでなく、
ブランドの考え方や実際の変化もご覧いただけます。

