名前は、最後に付けました。

商品を作る時、私は最初から名前を決めることはほとんどありません。

まず使います。

何度も試します。

そして、「この子は、どんな子なんだろう?」と考えます。

名前は、商品の性格が分かってから考え始めます。

UBクリームもそうでした。

実はUBは、「自惚れ(うぬぼれ)」の略です(爆)

試作品を毎日塗っていたところ、

「なんか自惚れちゃうくらい綺麗になるな」と。

それなら「自惚れクリーム」でいいじゃないか!

……とは思ったものの、

さすがにそのままでは少し恥ずかしい(笑)

だから略して、

UBクリームになりました。

SLEEKも同じです。

先に名前があったわけではありません。

試作品を何度も使い、鏡を見ながら、

「この仕上がりを一言で表すと何だろう。」と考えました。

つるんとしている。

輪郭はすっと整う。

肌には自然な艶がある。

そんな言葉を探していた時に出会ったのが、SLEEKでした。

洗練され、

無駄がなく、

しなやかで、

艶のある印象。

私が感じていた仕上がりに、一番近い言葉でした。

そして語感も好きでした。

「スリーク」

余分がなく、軽やかで、覚えやすい。

その響きそのものが、この商品の印象にぴったりだと思ったのです。

だから、この名前に決めました。

そして、もう一つ。

SLEEKには、あえてUBを付けませんでした。

理由があります。

UBは、私にとって土台です。

毎日のホームケアとして、身体を支え、巡りを育てるもの。

だからUBクリームは、ブランドの土台を担っています。

一方、SLEEKは少し違います。

SLEEKは、ボタニカルマスクの中の一つのブレンド名です。

私は、この植物のブレンドが永遠に続くとは思っていません。

植物は自然のもの。

原料の供給状況によっては、

この組み合わせは最初で最後になるかもしれません。

またいつか、別の植物との出会いから、新しいボタニカルマスクが生まれるかもしれない。

だから私は、「ボタニカルマスク」という世界を残しておきたかったのです。

そして、もう一つ理由があります。

私はSLEEKを、アクセサリーのような存在だと思っています。

UBクリームは土台。

毎日身体を支えてくれる存在です。

でもSLEEKは、全員に必須とは考えていません。

今日は少し整えたい。

大切な予定がある。

鏡の前で自分をもっと好きになりたい。

そんな日に手に取っていただけたら、それで十分です。

洋服があって、アクセサリーがあるように。

アクセサリーは毎日全部着けるものではありません。

でも、身に着けた日は少し嬉しくなる。

私はSLEEKを、そんな存在にしたいと思っています。

だから、SLEEKはUBを冠しませんでした。

UBとは役割が違うからです。

土台ではなく、必要な時に寄り添うボタニカルマスク。

そして、植物との新しい出会いがあれば、また別のボタニカルマスクが生まれるかもしれない。

その第一作が、SLEEKです。

私は商品に名前を付けているというより、

その子らしい名前を探している感覚です。

だからUBクリームも、

SLEEKも、

最初から名前が決まっていたわけではありません。

何度も向き合い、

何度も使い、

「この子は、こういう子なんだ。」

そう分かった時に、自然と名前が決まりました。

だから私は今でも、SLEEKにはSLEEKという名前が、一番似合っている。

そう思っています。