必要以上に強くしすぎなかった理由

私は「効き過ぎる商品」を作りたくありませんでした。

SLEEKを開発する中で、一番気を付けたことがあります。

それは、「効き過ぎないこと」でした。

美容では、「よく効くこと」が良いことのように思われがちです。

でも私は、少し違う考えを持っています。

その理由は、UBオイルジェルの発売後の経験で学んだことがあったからです。

オイルジェルは、もともとサロンに通われていて、UBクリームを使い、巡りの道がある程度整っている方を基準に開発しました。

そういう方には、とても大きな変化が起こります。

ですが一方で、まだ巡りの道が十分に育っていない方では、流れが強すぎてしまうことがありました。

もちろん危険という意味ではありません。

ですが、巡りが一気に動くことで、本来感じられるはずの喉の渇きを全く感じなかったり、流れが乱れたり。

身体は様々な反応を見せます。

だからオイルジェルは、今でも「最初のうちは米粒程度の量から」とお伝えしています。

この経験があったからこそ、SLEEKでは最初から決めていました。

「効くけれど、効き過ぎないこと。」

特に顔は、毎日鏡を見る場所です。

身体以上に、小さな変化でも気持ちに影響します。

巡りが急激に動けば、肌余りが起きることもあります。

私は施術でもUBクリームでもオイルジェルでも、

「これは大丈夫ですか?」

「いつ戻りますか?」

というご質問を、本当にたくさんいただいてきました。

変化していく身体にとって自然な反応でも、初めて経験する方にとっては、不安になります。

だから私は、変化は感じられるけれど、驚かせ過ぎないこと。

そのバランスを一番大切にしました。

もう一つ理由があります。

SLEEKは、オイルジェルの代わりではありません。

私は、オイルジェルの双子のような存在として考えています。

オイルジェルは勢いよく巡りを動かす、元気な男の子。

SLEEKは、その巡りを優しく整え、受け止める元気な女の子。

オイルジェルでは少し強いと感じた方でも、SLEEKで巡りを整えることで、今度はオイルジェルも扱いやすくなっていく。

そんな連携まで考えて設計しました。

私は、商品を一つだけ見て開発しているわけではありません。

商品を使った後、お客様から届くご感想やご質問も、次の商品づくりの大切な材料です。

「喉が渇きました。」

「肌余りはいつ戻りますか?」

「今回はこんな変化がありました。」

そうした一つひとつの声が、SLEEKという商品の設計に入っています。

私は、「一番強い商品」を作りたいとは思いません。

作りたいのは、身体が受け止められる商品。

そして、身体を信頼できるようになる商品。

身体は敵ではありません。

手をかければ、ちゃんと応えてくれます。

だから私は、身体を驚かせる強さではなく、

身体と仲良くなれる強さを選びました。