ベースジェルについて

サロン専売品のベースジェルは、最初は販売する予定ではありませんでした。

SLEEKは、最初から水で溶いて使う設定でした。

それで十分だと思っていました。

でも、実際にサロンで施術に使っていると、一つだけ困ることがありました。

サロンでは洗顔していただくわけではないため、コットンでSLEEKを拭き取った後も、少しだけ肌にザラつきが残るのです。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

ですが私は、パックと合わせての施術が少しやりづらくなりました。

最後にSLEEKを使えば解決します。

でも私の施術は、先にSLEEKをした方が、その後の施術の効果が表れやすい。

だから順番は変えたくありませんでした。

そこで最初に試したのが、炭酸パックでした。

これはこれで、とても良かった。

でも、SLEEKと炭酸パック。

肌への少し刺激が重なるかな、と感じました。

そこで見つけたのが、プラセンタ配合の水溶性ジェルでした。

メーカーさんにも確認すると、「ハーブと混ぜても問題ありません」とのこと。

そこでサロンで試し始めました。

すると、思いがけない発見がありました。

足や手、広い背中やお腹にも使いやすい。

そして、「あれ?」と思いました。

これ、ご利用者達も混ぜやすいんじゃない?

水の場合、

少ない。

多い。

今日は少し固かった💦

そんなことが起こります。

でもジェルなら、何も考えずに混ぜるだけ。

水加減で悩まなくていい。

しかもハーブの粒感も感じにくくなり肌あたりも、とてもやさしい。

そこで、「これはホームケアにもいいぞ」とひらめきました。

幸いメーカーさんから、「本来は業務用ですが、お客様に販売するためのサイズがないため、サロン専売品として販売しても大丈夫ですよ」、と言っていただきました。

「よかった~。最高の組み合わせだ」と思ったのも束の間。

今度は別の問題が(笑)。

もともと大量生産している商品ではなかったので、

急に在庫が足りなくなってしまったのです。

「現在30本しか卸せません」

そう言われた時は、本当に焦りました。

代わりになるものを探して、他のメーカーのサロン専売品も、市販品も、AIにも探してもらいました。

でも、どうしても納得できるものは見つかりませんでした。

すると営業担当さんが、

「何とかできないか?」と化粧品会社の社長に掛け合ってくださったそうです。

本来なら次の製造は11月の予定。

それを急遽前倒しで増産し、納入後すぐに届けてくださいました。

あの時、本当にありがたかったことを今でも覚えています。

私は、自分一人で商品を作っているとは思っていません。

良い商品を作ろうとする研究者の方がいて、何とか届けようとしてくださる営業担当さんがいて、そして現場で使い、感想をくださるお客様がいる。

その積み重ねがあって、今のSLEEKがあります。

私は時々思います。

商品って、

最初に思い描いた通りには育ちません。

現場で使い、お客様と向き合い、困ったことを一つずつ解決していく。

そうしているうちに、思ってもいなかった使い方や、

新しい商品が生まれることがあります。

ベースジェルも、そんな商品の一つでした。