SLEEK開発秘話09│ベースジェルについて
ベースジェルについて
サロン専売品のベースジェルは、最初は販売する予定ではありませんでした。
SLEEKは、最初から水で溶いて使う設定でした。
それで十分だと思っていました。
でも、実際にサロンで施術に使っていると、一つだけ困ることがありました。
サロンでは洗顔していただくわけではないため、コットンでSLEEKを拭き取った後も、少しだけ肌にザラつきが残るのです。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ですが私は、パックと合わせての施術が少しやりづらくなりました。
最後にSLEEKを使えば解決します。
でも私の施術は、先にSLEEKをした方が、その後の施術の効果が表れやすい。
だから順番は変えたくありませんでした。
そこで最初に試したのが、炭酸パックでした。
これはこれで、とても良かった。
でも、SLEEKと炭酸パック。
肌への少し刺激が重なるかな、と感じました。
そこで見つけたのが、プラセンタ配合の水溶性ジェルでした。
メーカーさんにも確認すると、「ハーブと混ぜても問題ありません」とのこと。
そこでサロンで試し始めました。
すると、思いがけない発見がありました。
足や手、広い背中やお腹にも使いやすい。
そして、「あれ?」と思いました。
これ、ご利用者達も混ぜやすいんじゃない?
水の場合、
少ない。
多い。
今日は少し固かった💦
そんなことが起こります。
でもジェルなら、何も考えずに混ぜるだけ。
水加減で悩まなくていい。
しかもハーブの粒感も感じにくくなり肌あたりも、とてもやさしい。
そこで、「これはホームケアにもいいぞ」とひらめきました。
幸いメーカーさんから、「本来は業務用ですが、お客様に販売するためのサイズがないため、サロン専売品として販売しても大丈夫ですよ」、と言っていただきました。
「よかった~。最高の組み合わせだ」と思ったのも束の間。
今度は別の問題が(笑)。
もともと大量生産している商品ではなかったので、
急に在庫が足りなくなってしまったのです。
「現在30本しか卸せません」
そう言われた時は、本当に焦りました。
代わりになるものを探して、他のメーカーのサロン専売品も、市販品も、AIにも探してもらいました。
でも、どうしても納得できるものは見つかりませんでした。
すると営業担当さんが、
「何とかできないか?」と化粧品会社の社長に掛け合ってくださったそうです。
本来なら次の製造は11月の予定。
それを急遽前倒しで増産し、納入後すぐに届けてくださいました。
あの時、本当にありがたかったことを今でも覚えています。
私は、自分一人で商品を作っているとは思っていません。
良い商品を作ろうとする研究者の方がいて、何とか届けようとしてくださる営業担当さんがいて、そして現場で使い、感想をくださるお客様がいる。
その積み重ねがあって、今のSLEEKがあります。
私は時々思います。
商品って、
最初に思い描いた通りには育ちません。
現場で使い、お客様と向き合い、困ったことを一つずつ解決していく。
そうしているうちに、思ってもいなかった使い方や、
新しい商品が生まれることがあります。
ベースジェルも、そんな商品の一つでした。
SLEEK開発秘話を読む
Botanical Mask SLEEKが誕生するまでの開発裏話です。
はじめての方は、01からどうぞ。
SLEEK開発秘話02|SLEEKが変えるのか?
SLEEK開発秘話03|目覚めた後のオーロラ
SLEEK開発秘話04|少し面倒を残した理由
SLEEK開発秘話05|必要以上に強くしすぎなかった理由
SLEEK開発秘話06|試作品を選ばなかった理由
SLEEK開発秘話07|エステティシャンだから見えたこと
SLEEK開発秘話08|オイルジェルの缶切り
SLEEK開発秘話09|ベースジェルについて
SLEEK開発秘話10|実験用スプーンを選んだ理由
SLEEK開発秘話11|巡りヴェールの「形」の理由
SLEEK開発秘話12|最後まで名前が決まらなかった理由
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