2019年の記事を再掲しています。

漫画『ホーキーベカコン』は谷崎潤一郎の『春琴抄』を元案とした漫画です。
ヒロインの春琴は盲目のお琴の名手です。 漫画の中で、こういうシーンがあります。
谷崎潤一郎の『春琴抄』(著作権が切れているため青空文庫などで読むことが可能です)の中にも、 漫画と同じく
「すこぶるのぼせ症の癖にまたすこぶる冷え性で盛夏といえどもかつて肌に汗を知らず、足は氷のようにつめたく四季を通じて・・」
といった記述があります。 本の中には他にも以下のような描写があります。
・年中、分厚い寝間着を長く引いて両足を包んで寝る
・湯たんぽも足が火照るのが怖いので、足が冷えると下男に足を抱いて温めてもらっている
・入浴も火照るので冬でも窓を開け放し、1~2分間づつ湯船に何度も入る
「冷えやすく、火照りやすい」現象は、セルライトが多い場合に起きます。
運動量の少ない女性とセルライト
え、こんなに細い女性にセルライトがあるわけないじゃない?
そう思うかもしれませんが、体の太さとセルライトはそこまで関係ありません。
細くても筋力が少ない、または筋肉が急激に減った場合はセルライトが付きます。
春琴は、幼少時に盲目となったので、筋肉量も少なかったことでしょう。
また良家のお嬢様だったので外を歩き回ることは極端に少なく、長時間着物で着て正座したまま琴を弾いていましため、足がむくみやすく、太ももやお尻にはセルライトが大量についていたと容易に想像できます。
また日常的に着物を着ると、足袋(たび)で足首を絞めつけてしまうため、ふくらはぎや足首にもセルライトが付いて足先も冷えます。
他の江戸時代の遊郭を題材にした漫画にも、「廓の女郎さん達の体はとても冷たい」という表現は良く出てきます。
昼夜逆転の生活の上に、運動不足、精神的なストレス、また飲酒などによるむくみでセルライトが多かったためでしょうね。
逆に言うと、この時代の農家や商人の一般女性は移動のために日常的に長時間歩いたり、炊事や洗濯などのためにしゃがむことが多く、下半身の筋肉もある程度あったので、そこまで足が冷たくなかったのではないかと推測されます。
セルライトは冷えやすいと同時に熱くなる
セルライトがあると冷えやすいのですが、一方でのぼせやすくもなります。
セルライトが肌近くの毛細血管の流れを阻害しているため、体が温まっても、今度は体の熱を発散できず、辛くなってしまうのです。
セルライトの多い方たちからは、こんなお悩みが(どれもセルライト除去の結果、好転します)。
だから、入浴後はしばらく扇風機に当たって体を冷やしたり、夏場は湯船に浸からずにシャワーで済ませてしまうんです。
セルライトは色々と不都合を招くのですが、取れないものではありません。
他のエステやサロンで取れるのか取れないのかは知りませんが、マン・ダムールのリンパ&セルライト除去では取れます。
ただし、一回で全部は取れませんよ。
付いている量にもよりますが何回かはかかります。
2度、3度と受けるうちに、疲れやすく浮腫みやすかった体がだんだんと楽になっていくのを実感できると思います。
また、セルライトは取りたいけれど、痛いのはちょっと・・・という方には、「眠れるリンパマッサージ」で気持ち良く体を爽快にすることも可能です。
ちょっと痛いのに立ち向かうのには、気力が必要ですから、まずはお体のだるさを取り、気持ちを元気にしましょう。

