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プライベート

アカヒレの繁殖、稚魚の育て方①産卵・ブラインシュリンプを食べ始めるまで

サロンの玄関に置いてある水槽には、ゴールデンアカヒレというメダカのような魚を飼っています。

アカヒレの産卵方法とは?

もう何年も飼っているのに、卵を産まないのかな?もしかしたら、オス、メスどちらかしかいないのかな?と思っていたら、

水草に卵を産み付けるメダカと違って、アカヒレは底にばらまくように産むそうで、

さらに産んだ端から食べてしまうそう(;^_^A

 

ちなみにアカヒレのオスは体がサンマのようにすっきりしたライン、メスはお腹がふっくらし(でっぷり)ています。抱卵するとさらにお腹が大きくなります。

ちなみに、以前の記事でフィンスプレッディングをしているのは、両方オスです。

そこで、20センチ四方の小型の水槽でアカヒレの繁殖を試みてみました。

以下はアカヒレの飼育日誌なので、興味のある方だけ、お付き合いください。

まずは産卵用の水槽を立ち上げる

9月25日

水草(アヌアビス・ナナ、マツモ、ウィローモス)と貝を入れた17センチ四方のミニ水槽(レガーロ)を立ち上げる。

水槽の水は本水槽から3分の1くらい拝借し、残りはカルキ抜きした水を使用。

26日

抱卵していそうなお腹の大きなメスと、それを追いかけているオス(婚姻色の赤色が良く出ている)を水草水槽に入れる。

最初はびっくりしていたが、薄暗くするとさっそくオスがメスを追いかけ回すようにして、産卵を開始。

産卵後は親2匹とも隔離

27日

交尾の翌日 アカヒレの産卵は数日かけて行われるらしいが、既にメスのお腹がへこんでいる。

また、オス・メスともウィローモスで覆われていない底のグラスサンドをついばんでいるので、卵を食べてしまわないように元の水槽に戻す。

アカヒレの卵を発見!

28日

水草のアヌビアス・ナナの葉の上に卵1つ発見した!

タラコより一回り大きい透明な卵で、よく目を凝らして見ないと気づかないほど小さい。

産卵の際に葉に引っかかって、底に落ちなかったよう。

写真 (4)

 

 

 

ついに孵化

29日 (孵化3日目?) 朝すごいスピードで何かが水槽内を動いた気がしたが、分からず。

夜によく見るて、小さい透明な魚の稚魚(仔魚)が1匹縦に壁に張り付いている。

固ゆで卵の卵黄をあげるが、食べず。

ヨークサック(孵化後にお腹についている栄養袋)があるから、餌やりは早すぎた。

本水槽の水で少し換水と、屋外のベランダで育てていた苔つきのマツモを2本追加で入れる。

 

30日(孵化4日目) 昨日入れた卵黄をたくさん食べたため貝の糞が一杯(;^_^A

水も少し匂うので、本水槽の水で1リットルほど換水。

卵黄はごくごく少量にしないと水が痛むという良い教訓になった。

以後はゆで卵の卵黄をラップに包んで保管し、上げる時に楊枝に少量付いただけの量をあげるように。

3匹が壁に縦にはりついている。

1匹は右の写真のように横向きになったので、魚っぽくなった。写真 1

10月1日(孵化5日目) 水槽の照明をつけたら、8匹くらいいる。

屋外の水槽の 浮泥を少し入れたが、食べてるのかは分からない。

ヨークサックがまだあるのかもしれない。

すり潰した成魚用の餌と、爪楊枝の先端ほどの量の固ゆで卵の卵黄を、よく水に溶かし粉々にしたものを楊枝につけて水に浮かべて見る。

昼過ぎにはさらに仔魚が12匹ほどに増えていた。

 

エサは卵黄とブラインシュリンプ

2日(孵化6日目) さらに増え20匹くらいいる。

まだ早いかもしれないが、昼にブラインシュリンプという稚魚用の生餌を孵化するためにタッパーに2%の塩水に入れて準備する(ブラインシュリンプの孵化は約1日後)。

成長が早い個体は、水槽の水面近くだけでなく、中ほどを泳いでいる。

卵黄は相変わらず食べているのか分からず。

屋外の水草についていたらしき、すごく小さいミジンコも泳いでいるので、まだ食べてないのかも。

と思ったら、夜に卵黄を上げると、お腹が黄色くなった個体が出てきた。

しきりに水面をガブっとやっている。

さらに、水中に漂う卵黄の粒に食いつく個体も出てきた。

まだ、ヨークサックがついたままで、あまり泳げない個体もいるので、成長は様々だ。

写真 3

 

 

 

 

3日(孵化7日目)餌やり 卵黄×3回 

ほとんどが卵黄を食べているようで、お腹が黄色く膨らむように。

中層を泳ぐのも昨日は1匹だったが、3匹になり、下まで潜れるようになってきた。

それらのお腹も卵黄で膨らんでいるので、大丈夫だろう。

右の写真の上にぽちっと白い2匹が写っているが、貝と比べると、ものすごく小さい。

貝は残りの餌を食べて掃除してくれるので、こんな時は水が痛まずにとても便利である。

 

4日(孵化8日目)餌やり 卵黄×3回 

水槽の下を泳ぐのがさらに増えて、卵黄を入れると半数近くが集まってきて、よく食べるようになった。

下の方を泳ぐ個体もお腹が黄色くなっているので、落ちてきた卵黄を食べているようだ。

ブラインシュリンプも入れてはみたが、まだ口が小さく食べられないみたい。

今日の水はあまり痛んでいないので、本水槽から足し水を少し。

5日(孵化9日目)餌やり 卵黄×3回 

卵黄をよく食べている。

水を少量変える。

ブラインシュリンプはまだ無理なので、本水槽の親アカヒレにあげると大喜びして食べている。

6日(孵化10日目)餌 卵黄 ブラインシュリンプ

1匹がブラインシュリンプをついに食べ始める!

が、まだ口が小さいためか、苦戦して何度もトライしている。

成長が早いのは目の周りが青光りしてみえるようになってきた。 水は替えず。

写真 4

 

 

 

 

7日(孵化11日目)餌 卵黄&ブラインシュリンプ

5~6匹がブラインシュリンプを食べ始めるが、まだおっかなびっくり。

卵黄を食べたのはお腹が黄色く、ブラインシュリンプを食べたのはお腹がオレンジ色になる。

水は少量変える。

 

②へ続きます。


オーナーセラピスト
マンダムール 伊藤みゆき
東京目黒の女性専用サロン、マン・ダムールのあれこれを紹介していきます。
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