コロナ前に比べて、美容医療のCMが増え、値段もお手頃な価格帯を紹介していることから(カウンセリングに行ったら結局高額だったりするのですが)、ボトックス注射(ボツリヌス注射)や糸リフト(スレッドリフト)を気軽になさる方が増えた印象です。
ボトックス注射は筋肉の動きを止めるため、筋肉の働きを良くする小顔矯正の施術とは全く違う美容のアプローチです。
筋肉の働きが落ちるため、使い過ぎで筋肥大していた箇所のボリュームをダウンさせることができ、シワの改善になると手っ取り早く安心だと受けてしまうかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
今日はボトックス注射のデメリットについて、小顔矯正のエステティシャンの観点から紹介します。
Contents
1.ボトックス注射のデメリット
これまで複数のボトックス注射を受けたお客様の小顔矯正をさせていただいています。
その方の体質や先生の施術の腕前などによりボトックス注射を受けた方全てがそうなるのではないかもしれませんが、30代~40代の若く健康な方でもこのような変化が出ているのを知って欲しいと思いまとめます。
①むくみがすごいことに
ボトックス注射をして1~数か月後にいらっしゃる方は、施術して数日後に一様にものすごく顔が小さくなります。
通常だと2回目のご来店時に前回との比較写真を見てから余白が減ったことを自覚する方が多いのですが、ボトックス注射をした方の場合は写真を見る前からご本人も気づくほどです。
つまりそれだけ、最初の時の顔がむくんでいたということです。
むくみは自覚している人が少ない厄介なモノなのですが、じわじわと付いていき、それが当たり前になっています。
②セルライトがつく
慢性的にむくんでいる脂肪の箇所はセルライト化しやすいため、薄いハンペンのような肌触りのものがいつも付いてしまうことになります。
体調が絶好調で顔のむくみが少ない時も、ボトックス注射の効果が切れても、これはなくなりません。
さらにむくんで、血流が悪くなることでさらに雪だるま式に増加していくので、注意が必要です。
ボトックス注射を検討している方で、筋肉が少ない方や、お酒をよく飲む方、寝る前にたくさん召し上がる方、寒い場所に長くいる方(湯船に浸からないなども)は、セルライトが特に付きやすいためご注意ください。
③肌が弱り、伸びる
ボトックス注射で筋肉が動かなくなると毛細血管の血流も減るため、皮膚は弱って薄くなります。肌の弾力も減るため、肌が伸びやすくなり、たるみやすくなります。
むくみは肌をたるませて、肌を伸ばしてしまうため、ボトックス注射から時間が経つ、また何度も打っている場合は、肌自体が引き締まりづらくなります。
弱った肌がターンオーバーでは厚くなるのはなかなかに難しいため、ほおっておくと一層薄くなり、小シワができやすくなります。
これら3点は、多くのお客様の顔の肌や筋肉を触っている小顔矯正のエステティシャンならば気づきますが、ご自分の肌しか知らないお客様には分からないことでしょう。
2.眉や額のシワはなぜできるのか?
では、なぜ眉や額のシワが出来るのでしょうか?
なぜシワが出来る原因を知ることで、シワを予防するためにはどうしたら良いかも知ることが出来ます。
できてから慌てる、ということがなくなります。
①目の疲れ
目が疲れると、眉や額で目を開こうとします。それにより、眉や額が常時上げる筋肉が働き、凝ります。
②目を大きく見せたい無意識のクセ
女性は目が大きい方が目立つため、無意識に目を見開いてしまいます。
視力や弱いなどで片側の目が疲れて開きづらい時も、左右の目を同じ大きさにするため、まぶたが頑張っており、まぶたがカバーしきれないと眉が頑張ることになります。
その結果、左右の眉の高さが違う、眉の形が違うなどの見た目の変化も起きます。
③眉や額をよく動かすクセ
コミュニケーションで眉や額を動かす習慣のある人は、そうでない人に比べるとコリやシワができやすいです。
海外に留学したことがある、外資系の会社で働いている、友人や家族が海外の方などの場合は、自然と眉や額を使っているため、シワができるのが早いです。
筋肉は使い過ぎて疲労を放置してしまうことも、使わなさすぎと同様に良くないのです。
3.小顔矯正でできること
最後に小顔矯正で眉や額に対してできることを紹介していきます。
①まぶたや眉、額のこりを取る
ほぼ全員の女性の眉や額は以上のような理由から凝ってます。また、まぶたも同様です。
小顔矯正でそれらの凝りを取ることで、
眉の位置は下がり、眉の上がり方は鋭角から並行眉に近いような穏やかな角度になります。
また、額の凝りが取れることで、ごつごつしていた額に、滑らかな丸みが出てきます(額のヒアルロン酸注射が不必要な理由です)。
ちなみに額が凝っているということは、頭皮も凝っていることが多いです。
②額のセルライトを取り肌を元気に
額は疲れからセルライトが溜まりやすい場所でもあります。そのため、肌が薄くなっているので、セルライトを取ることで、額の皮膚にハリが出てきます。
年齢が高めだったり肌が元々薄い方で、額のシワが気になる場合は、小顔矯正だけでは十分なシワの減少が見られない場合もあります。
その場合も、肌再生の施術(グリーンピール)も併せて行うことで、シワの改善に効果的です。
サロンでは合わせて、目を疲れさせないホームケア方法についてもお伝えしています。
③ボトックスの影響を消す
ボトックス注射は筋肉を止めますが、小顔矯正では逆に筋肉を動かします。
また、マンダムールでは顔のセルライト除去も可能です。
そのため、ボトックス注射で起きた副作用(むくみ・セルライト)を小さくすることができます。
また、小顔矯正以外にもマンダムールでは肌再生の技術(グリーンピール)も併用することで、ボトックスによる肌の弱まりにも対応しています。
またボトックスをした部位(例えばこめかみや眉間など)は施術で触れないことも可能です。
ボトックス注射をしたけれど、思ったほど効果が出ずらかった方はお気軽にご相談ください。
終わりに
シワを軽減することは、美容医療でなくエステで行うのをおすすめします。
一度できてしまったシワでも、肌が元気になり引き締まって適度な張りを出ることや、筋肉の動きを適切に活性化させることで可能ですよ。
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