全身保湿すべき理由

湿度が下がり、肌が乾燥する季節になりましたね。
私は暑すぎる時期を除いて年中お風呂上りには体にもボディクリームを塗るようにしています。
夏場はさらさらしたクリーム、冬場はしっとりしたクリームやオイルと使い分けています。
「胸(デコルテ)から上は顔」というパワーワードがありますが、年齢がある程度になったら女性は「全身が顔」と思ってケアした方が良いです。
顔には毎日保湿しますよね。
だったらお体も保湿しましょう。
足裏や肘、膝がガサガサだったら、どんな美女でも「もったいない」です。
むしろ顔だけきれいでも美女とは言わないのかも。
誰も触らないのに、やる気が出ませんか?
でも、自分は触りますよね。
本当はつるつるすべすべなはずのお体を、そうしないのは自分を大切に扱っていないことになりませんか?
数千人を施術してきて最もモチ肌だった二人のお客様
今まで数多くの女性の肌を触ってきましたが、恐ろしくモチ肌の方が2名いらっしゃいました。
お一人は、お風呂上りに必ず何かしら保湿をしている方(ニベアでも何でも「とりあえず塗る」)
もうお一人は、ジムで汗をかく運動を良くし、更年期のため汗をしょっちょうかく方でした。
一番の保湿は、運動して全身汗をかき自分の皮脂で潤すことですが、それができない場合は、お風呂上りは必ず保湿をしましょう。
保湿していた方は、1か月後の再来店時に必ず肌が変わっています。
そして、さぼれば触り心地は悪くなります。
と言っていらしたお客様は、数年後にスイス人の彼氏ができ、ご結婚なさいましたよ。
女性のセラピストが触れても触り心地が良いのですから、きっと外国人の男性には、
と思ったはずです。
ちなみに肌がきれいな福山雅治さんは、高級な顔用クリーム「ドゥ・ラメール」を全身に塗っているとか。
販売元でお勤めのお客様から、ドゥ・ラメールにのみ入ってる褐藻エキスは「原料のジャイアントケルプの収穫や方法にまでこだわったもので、ニベアとは全く違います」よ、とのこと(笑)
脱線しました。
日々の小さな習慣ですが、積み重ねれば数年後のお肌に大きな差が出ます。
おすすめの馬油クリーム
何を塗れば良いかですが、
保湿力は、
左 弱め → 右 強め と上がっていきます。
さらっとした乳液<クリーム<オイル<軟膏タイプのべとっとしたもの です。
季節やお肌の乾燥具合に応じて使い分けることをお勧めします。
私も冬は足のスネがかゆくなるくらい乾燥してしまうこともあります。
オイルやクリームで物足りません。
そんな時は、ラベンダーの香りがついた馬油がとても良くて、何年も愛用しているので、紹介しますね。
不動化学の馬油クリームです。
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馬油は、人間の皮脂に近く肌なじみが良いものです。
ひじ・ひざ・かかと・髪・唇、またハンドクリームとして、全身どこにでも使用できます。
馬油なら何でも良いわけではない
馬油の中でも、特にこの商品をお勧めする訳があります。
馬油には、原料の獣臭さが少しあったり、古くなると酸化などによって少し匂いがするのですが、こちらの商品は、蜜蝋(ミツロウ)が馬油の酸化を防ぎ、バーム状に保っています(蜜蝋・・・ミツバチが巣作りの時に出す蝋(ワックス)のこと)
そのため、馬油100%のものだと夏場は解けてしまってトロットロの液体になって、万一瓶が倒れると大変なことになる(経験済み)のですが、この商品は年中程よい固さで塗りやすいです。
また馬油で有名な薬師堂のソンバーユにもラベンダーの香りのものがあるのですが、香りが合成のため、どうも鼻につく感じで苦手(ローズも同様)なのですが、こちらは天然のラベンダー油なので、日頃精油の香りに慣れているアロマセラピストでも違和感なく使えます。
無香タイプもあります。
成分は、馬油、ミツロウ、卵黄油、カロチン、コーン油、トコフェロール、ラベンダー油のみ。パラベンなどの化学薬品は、一切使用していません。
しかも、こちらの馬油は北海道産だそうです。
この馬油を塗ると、クリームでは治らなかったかさつきも一気に治まります。
体への使い方
ただ、塗るだけです。必ずしもお風呂上りでないと、という訳ではなく、気づいたら塗る。
塗っているとガサガサだった肌が、日に日に柔らかくモッチリしていきます。
男性のごわごわした手や足などに塗っても、しばらくすると肌に馴染んでべたつかないので、嫌がられません。
乾燥肌の人はべたべたした感じが嫌いですからね(;'∀')
顔への使い方

★潤したい時
化粧水→馬油→化粧水
★とことん潤したい時
馬油→化粧水→クリーム
★砂漠肌を潤したい時
お顔全体に馬油を多めに塗り、お風呂に入り、その後かるく洗うという馬油パックしてから化粧水→クリーム
花粉症対策として
花粉症の方は、その時期に鼻の中に塗っておくと、花粉が粘膜につくのを防いでくれて、くしゃみが出にくくなるそうです(家族の体験談)
保存上の注意
蜜蝋で酸化はある程度は抑えられても、保存料などは無添加のため、小分けのものは1年ほどで油の酸化した匂いがしてきてしまったので、開封したらドンドン使ってしまう方が良いです(使用期限は未開封なら3年)。
大容量タイプのものは、たまに小分けの容器に入れ替えるだけで、本体はほとんど空気に触れないためか2年半くらいたっても問題ありませんでした(2年で使い切ってしまったのでそれ以上は不明)
大容量のものが1本あれば、家族で全身に塗っても随分と持ちますよ~。
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